神護寺 写真 |
![]() 神護寺は、僕が尊敬する空海が、唐から戻った直後に14年間いたところで、 密教文化の発祥の地といってもいい。 ![]() 京都市街の北西、嵐山から山をひとつ越えたところ、高雄山の中腹にある。 駐車場からちょっと歩くかなと思っていたら、これが大変な山登り。 健脚の僕でもグチを言いたくなるぐらいに急な階段が続いて、汗ばむどころか、汗をかく。 ![]() よほど興味がある人しかこの神護寺には来ないでしょう。 それほど、神護寺は秘境にあるお寺、紅葉の季節でなければ訪れる人は少ない。 ![]() さて、この神護寺には素晴らしい宝物が数々ある。 国宝の薬師如来像を中心に、脇に日光・月光が控え、 その脇には十二神将がズラリ、そして四隅を守るのは四天王。 しかもそれが金堂で一堂に会している。 ![]() 仏像を見慣れた僕でも、こんな仏像パラダイスは東寺の講堂以来、 さすがは空海ゆかりのお寺だと魂を飛ばしてしまう。 難を挙げれば、随分遠くからしか仏像を見ることができないから、 奈良・新薬師寺のような臨場感はない。 ![]() それにしてもよくぞ今まで残っていてくれた。 よく見れば十二神将の手が欠け、持ち物が足りないものだってある。 しかし、全体がこうして並んでいるのを見ると、たまらなく僕は嬉しい気分になっていた。 ![]() ここ神護寺は修行のお寺でしょう。 他には派手な見どころはなく、多宝塔に眠る秘存の五大虚空蔵菩薩はさておき、 他の建屋は至って質素。 ![]() 瓦投げの場所に行けば、視界が一気に晴れて、付近の山河を見渡すことができる。 きっとここはあの空海が物思いに耽った場所だろう。 そう思うと、何やら特別な場所にも思えてきたけどね。 ![]() 神護寺は紅葉の名所だという。 それはそうだろう、この山深さ、生い繁る樹木の多さ、 推測するだけでも燃えるような紅葉が描けるのだから。 ![]() そうか、空海は紅葉の中にいたのか。 季節の移ろいを愛でながら、空海は何を想いながら、密教文化を日本に広げていったのだろう。 ![]() 空海を想い、お宝仏像を愛でる。 そんな神護寺の旅でした。 |
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2010.5.16 - Nikon D90