永平寺 写真





福井・永平寺の写真

修行僧たちが目にする美






永平寺っていう名前をどこで聞いたのか、とにかくお寺大好きな僕としては、
北陸随一のその永平寺を訪れない理由がまったくない。

いつ行こう、いつ行こうと楽しみにしていたぐらいで、
ようやく訪れる光栄に拝することができて、幸せいっぱい。





途中のサービスエリアで買った福井名物「でっち羊羹」をカバンに入れて、
いざ永平寺を拝観。





修行僧のお寺だと聞くから、そこにどんな日本の美があるのか、
それを見に来させていただきましたよ。





拝観コースに入って最初の天井絵にいきなりびっくり。
なんだ、このアートは。





天井を飾る考え方は、ヨーロッパの寺院でもたくさん見受けられるけど、
この日本式アートでも永平寺の手の込み方は素晴らしく、
ついつい多くシャッターを切っちゃうじゃないか。





それから本堂周辺を歩かせてもらったよ、坐禅を組んでいる修行僧もいたから、
あまり足音たてずに厳かにね。





木造建築の質素な美を際立たせているのは、
おそらく修行僧たちが修行の一環としてされている雑巾の床拭き。

床の隅々まで、普通なら目を向けない木盤の裏にまで、掃除が行き届いている。





無駄に見えて、決して無駄ではない修行なのでしょうね。

物質をキレイにして、心をキレイにする。
昔はそんなことの意味が分からなかったけど、今じゃ段々分かってきたよ。





年を重ねると生活がシンプルになる、と大先輩に言われたことがあるけど、ホントにその通りだよね。
シンプルな生活の中で欲しくなってくるのは、偽りのない、裏切らない、そんなもの。

この永平寺の掃除の行き届いた環境は、修行によるもう立派なアートだと思った。





ところどころに紅葉を散りばめてみると、永平寺の美しさを増幅させることができる。





苔の美しさはきっと修行僧たちの努力で勝ち得たものだろうと思ったけど、
紅葉ばかりは自然が与えてくれるもの。





冬の深い雪、春の桜、それすら修行僧たちの念じる力が招いたものなのだろうか。





永平寺の場所を考えれば、ここって究極。
周りに何の娯楽もない深い山奥で、街は遠いし、冬は大雪、夏は灼熱。

そんな場所で毎日毎日この木造建築物の中で修業していると、
どんな想いにたどりつくものなのだろうか。





欲望を排除できて、愛や心の穏やかさを手に入れられる?
それを手に入れたとして、それをどこで誰にどうやって活かす?

そう考えると、俗人の僕では答えが見つかるはずもない。





日本の美を探しに来た僕には、十分伝わってきた永平寺の日本の美。





日々がこんなに美しいものだらけに囲まれて過ごす人たちがいること、
頭の中のどこかに留めておこう。





福井県の永平寺、ここは今も修行僧たちが暮らす場所







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